Jリーグにこれまで在籍したオセアニア出身の選手を調べてみました。
1995~96にかけて当時のジェフ市原に所属したウィントン・ルーファー選手と、2008年にザスパ草津に在籍して出場しなかったレオ・シン選手、現在アルビレックス新潟からVファーレン長崎にレンタル移籍しているマイケル・ジェームズ選手の3人(いずれもニュージーランド)しかいません。しかもルーファー選手以外はJの試合では出場経験なし。
※オーストラリアがACF加盟前にJのチームに所属、出場した選手はいます
ちょっとオセアニアからは話題がそれますが…
限られた外国人枠を有効に使うため、と言うのもあると思いますが、今のJの外国人はほとんどがブラジル人。昔はいろんな国からいろんな選手がやってきたものですが、身の丈経営を始めた今のJリーグでは安心確実なブラジルに手を伸ばすのでしょう。でもなんだかちょっと残念と言うか、せっかくだからいろんな国のいろんなサッカーを見てみたい…と思うのは贅沢でしょうか。
筆者がちょっとひねくれてるのかもしれませんが、南米・ヨーロッパのサッカーだけがサッカーじゃないと思うのです。アジアにはアジアのサッカーがある。北米やアフリカにだって独自のサッカー文化がある。そういうサッカー文化を融合したチームがあってもいいんじゃないかと思うのです。
アジア枠ができても中東・東南アジアからJに来る選手はいません。(監督としてイラン出身のゴトビ監督がエスパルスにいますが)アフリカ出身の選手も圧倒的なマイノリティです。スカウティングの難しさはあると思いますが、各国の有望な若手を育ててヨーロッパへ排出するようなビジネスモデルを確立できるJクラブがあってもいいと思います。
当然、今の春秋シーズンでは難しい面もあるかもしれません。それでも日本にサッカーを文化として根付かせたいのであれば、集客、スポンサー以外の収入源を作ることを真剣に考えないといけないんじゃないかなと感じます。